「宝石商リチャード」とは、辻村七子によるライトノベルを原作にした漫画です。
原作小説は2015年12月~集英社オレンジ文庫より刊行されていて、2023年4月現在、第2部まで完結し、第3部の1冊目『宝石商リチャード氏の謎鑑定 少年と螺鈿箪笥』が発売されています。
ジャンルはミステリーですが、殺人事件などの犯人探しではなく、宝石の持ち主やその周りの人間模様が描かれています。

『宝石商リチャードの謎鑑定』のあらすじ
イギリスから来た美貌の宝石商・リチャードは、ある夜、酔っ払いに絡まれているところを、大学生の中田正義に助けられるところから物語は始まる。
リチャードが経営する宝石店「ジュエリー・エトランジェ」でバイトをすることになった正義は、エトランジェを訪れる客にかかわる謎をリチャードと共に解決していくことになるのである。
2023年4月現在、第2部まで原作は完結しているが、第1部はオムニバス形式の短編集で編成されている。
コミック版も2023年4月現在5(Ⅴ)巻まで発売されており、内容は第1部の内容なので、各巻ごとで一応完結している編成になっている。
『宝石商リチャードの謎鑑定』各巻の内容
コミック版も原作小説と同様、第1部はオムニバス形式となっており、読みやすい編成となっている。
Ⅰ巻:ピンクサファイアの正義
ルビーの真実
Ⅱ巻:アメシストの加護
追憶のダイヤモンド
Ⅲ巻:キャッツアイの慧眼
戦うガーネット
Ⅳ巻:エメラルドは踊る
巡りあうオパール
Ⅴ巻:求めるトパーズ
危ういトルコ石
『宝石商リチャードの謎鑑定』の感想
理桜奈がこのコミックを読もうと思った理由は2つ。
1つ目は、アニメを見て、絵もストーリーもキャスティングもすごく良く、ハマったからです。
次に、単純に絵が好みだということでした。
また、当時ハマっていたソシャゲ『A3!』の茅ヶ崎至さんに似てる!と思ったのも、買ってみよう!と思った理由の1つです。
この作品に関しては、理桜奈は本屋さんで見つけて、紙媒体で購入したのですが、各巻の表紙には、宝石の部分がキラキラしている装飾になっているのに感動しました。
やっぱこういう工夫があるのは紙媒体ならではといった感じがあって、個人的には好きです。
また、宝石に関する事柄も描かれているので、宝石に関する知識を得ることが出来たのもオススメする理由の1つです。
第1部のストーリー展開としては、登場人物にまつわる心理描写を中心に展開されているので、奥が深いなぁと思いました。
小説のような人間描写を読みたいと思う人にはおススメの作品の1つです。
第2部は、まだコミック化されておらず、原作小説もまだ読めていないのですが、第1部と違い、話のテーマが重くなるようです。
調べたところによると、人種差別などのデリケートなテーマも扱っているのだとか・・・。
興味ある人は、原作小説もあわせて読んでみてくださいね。
理桜奈も読み終わったら、また感想などをUPしていこうと思います。
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